先日、私も入会している「消費税をなくす会」の方と、大分市中心部で消費税減税署名をしました。街頭宣伝です。「消費税の減税は効果があるの?」「なぜ消費税ゼロで宣伝しないの?」と疑問が寄せられました。それらの声にこたえたいと思います。
まず減税の効果ですが、経済学者の中にも、消費税減税は効果ないという人もいます。しかし私は「減税を求める市民の声に寄り添う」ことが何より大事と考えます。
消費税減税を求める声は高まっています。「消費税をなくす会」にも次のようなメールが寄せられました。「消費税が上がってしまいましたが全然納得がいきません。頑張って働いても1ヶ月分の給料が税金でなくなるのはとても痛いです。私は10月に入籍して、子供が欲しく病院に行ったら不妊症でした。まだ24歳でお金がかかる不妊治療はとても、、、、とすごく思いいろいろ調べてこの運動をみました。消費税が上がった今でも5%には署名などで戻す事はできるのですか??政府が無駄遣いしなければ5%でもやっていけるのではないですか?そこを考えて欲しいです。」
そんな市民の声にまずは応えたいと思います。苦しい中、納税している方の声は何より優先すべきです。増税ではなく、この方もおっしゃっているように、無駄遣いをなくすことが、政治に求められている役割だと考えます。
そして、なぜ消費税ゼロで宣伝しないのか?もちろん消費税は廃止することが私たちの目標です。しかし現在消費税による税収は21兆円。全税収の大きな柱です。当然公務サービスは税金を原資として行われます。身近なところでは、市役所の窓口の方々、市民病院のお医者さんや、看護師さん、消防、水道、様々な行政サービスに携わる方々が、この原資をもとに生計費を立てています。いきなりゼロにするのは、それら行政サービスの安定的な執行に影響が少なからずあると考えます。段階的に無駄を省きながらゼロを目指していくのが、現実的ではないかと私は考えています。ですので当面5%減税をと、私たちは訴えているのです。